2019年10月21日月曜日

高木眼科にある【視力時計】の看板。

 高木眼科には視力時計があるのをご存知ですか?今治駅のホームから視力がはかれるというものです。その視力時計の案内の看板が、高木眼科敷地内にあるのですがなんと・・傾いています。




 後ろの眼科の建物と比べていただけると傾いているのが良くわかると思います。
さらによく見ると花壇のブロックも盛り上がってみえます。お気づきでしょうか?花壇の隣に大きい桜の木があるのです。その桜の木の根っこが盛り上がり看板がj傾いています。
元に戻す作業を今後していきますので、工事の際にはご了承くださいませ。

高木眼科隣り  三愛メガネ・コンタクト TEL0898-24-1122

#視力時計
#今治駅

2019年7月22日月曜日

第24回 『目とメガネのお話』

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目とメガネのお話

年齢と共にピントを合わせる力(調節力)低下します
 私たちの目にはカメラと同じようにピントを合わせる力があり、この力を調節力といいます。調節力は10代でピークに達してその時の力は12Dぐらいです。下のグラフのように年齢と共に減少し、40歳で4.5D、45歳で2.5D程度に。この頃から細かい文字が見にくくなり不便を感じるようになります。



調節力のメカリズム】 
 調節力とは
 目の中にはレンズ(水晶体)があり遠くを見るときはリラックスして薄い状態、近くを見るときは筋肉(毛様体筋)が緊張してレンズを厚くしてピントを合わせます。このピントを合わせる能力が調節力です。

 調節力の低下
 年齢が進むとレンズが硬くなり、近くを見るときに筋肉で押してもレンズを厚くできなくなります。調節力が低下すると近くのピント合わせができなくなり、小さい文字などが見にくくなってきます。



【ピントが合う最も近い距離が「近点」です】
 遠くが見える距離「遠点」⇔「近点」近くが見える距離

 近点を知る簡単な視力チェックをしましょう。
 眼の直前にひとさし指をかざしてください。徐々に遠ざけていって、指紋にはっきりとピントが合い始める最も近い距離があなたの「近点」です。

 

2019年7月15日月曜日

第23回 『眼内レンズ』について

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眼内レンズ

 白内障手術後に挿入するレンズが眼内レンズです。このレンズの度数によって、術後に正視にも近視にも調整することができます。術後はかすみもとれよく見えるようになりますが、若い時のように遠くも近くも見えるわけではありません。遠くが良く見える正視の状態にすると本は読めません。眼内レンズには遠近両用のレンズもありますが、すべての人が適応になるとは限りません。遠方近方ともにはっきり見たい場合には、普通の単焦点眼内レンズを挿入した上で累進屈折力レンズを装用するのが最もよい方法です。累進屈折力レンズには、標準型の他にゴルフ用、室内用やパソコンようなどがあり必要に応じて使うことで快適に過ごすことができます。


引用『加齢による目の病気』より


第23回は『目とメガネのお話』についてです。




#三愛メガネ
#三愛コンタクト
#眼内レンズ


2019年7月8日月曜日

第22回 『加齢性白内障』について

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加齢性白内障

 眼球の中の水晶体というレンズが加齢と共に濁ってくるのが加齢性白内障です。初期には物がかすんでみえます。物がかすんで見える病気には白内障以外にも多くの病気があります。そこで、症状が白内障によるものか、他の病気であるかの診断をうけることが大切です。

 加齢性白内障は手術によって、混濁した水晶体を取り除いて、代わりに人工のレンズ(眼内レンズ)を挿入するとよく見えるようになります(図4)。白内障の手術は点眼麻酔で15~20分位で終了します。眼科医とよく相談して手術を決めましょう。


引用『加齢による目の病気』より


2019年7月1日月曜日

第21回 『加齢黄斑変性』について

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加齢黄斑変性

 加齢黄斑変性は最近増えてきた病気で、現在は失明原因の上位にあります。初期症状は物がゆがんで見えることです。例えば、基盤の目のような図形を見るとゆがんで見えます(図3)この病気は眼底中央の黄斑部に新しい血管がはいってくるものです。新しい血管は出血しやすく、これによって網膜が障害されて見え難くなります。進行すると、新聞などを読もうとする箇所がみえないようになります。

 
 異常を感じたら眼科医を受信しましょう。


引用『加齢による目の病気』より



第22回は『加齢性白内障』についてです。





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2019年6月24日月曜日

第20回 『緑内障』について

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緑内障

 緑内障は中途失明原因の1位です。40歳を過ぎると20人に1人が緑内障になるという統計があります。以前は、眼圧が高いと緑内障と診断されましたが、眼圧が高くない正常眼圧緑内障が日本人には多いのです。
 初期には自覚症状がないので、人間ドックで指摘されたら眼科医を受診しましょう。進行すると、視界の中までみえないところがでてきます(図1)。

 緑内障は治療しても元の状態に戻すことは出来ません。そこで、現状維持が最高の治療になりますので、早期治療が大事です。


引用『加齢による目の病気』より



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2019年6月17日月曜日

第19回 『眼圧の異常』について

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眼圧

【眼圧の異常】
 隅角から房水の流出が障害されると、眼球内に房水がたまり、眼圧が高くなってくる。眼圧のために、視機能に異常をきたす疾患が緑内障である。緑内障は眼圧を一定以下にしておかないと、進行して視力は低下し、視野は狭くなり失明してしまう。緑内障の治療としては縮瞳薬眼圧下降薬などの薬物療法あるいは手術が行われる。



引用『折異常と眼鏡』より



2019年6月10日月曜日

第18回 『瞳孔の異常』について

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瞳孔

瞳孔の異常
 瞳孔括約筋が麻痺すると瞳孔は大きくなり、これを散瞳どいい、瞳孔散大筋が麻痺すると瞳孔が小さくなり、これを縮瞳という。これらの瞳孔の異常は、脳、神経や内眼筋の疾患で起こる。また眼自身の疾患でも、瞳孔の大きさや形が異常となる。

 瞳孔の大きさを変える点眼薬があり、瞳孔を大きくする点眼薬を散瞳薬、小さくする点眼薬を縮瞳薬という。散瞳薬としてはアトロピン、縮瞳薬としてはピロカルピンが代表的である。小児の眼の屈折検査では調節麻酔薬を用いるが、これは同時に散瞳薬ともなる。散瞳薬がきいてるときはまぶしく、調節麻痺のため、近いところが見えない。縮瞳薬は緑内障の治療に用いられる。


引用『折異常と眼鏡』より


第19回は『眼圧』についてです。



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2019年6月3日月曜日

第17回 『瞳孔』について

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瞳孔

【瞳孔の機能】
 瞳孔は、瞳孔括約筋瞳孔散大筋の働きによって大きさが変わり、眼球内にはいってくる光線の量を加減している。

 瞳孔括約筋は瞳孔を小さくし、瞳孔散大筋は瞳孔を大きくする。暗いところでは瞳孔は大きくなり、明るいところでは瞳孔は小さくなる。眼に光をあてると、瞳孔が小さくなることを瞳孔の対光反応という。近いところを見るときには、調節・輻湊とともに瞳孔が小さくなり、これを瞳孔の近見反応という。

 瞳孔の大きさは焦点深度と関係し、瞳孔が小さくなると焦点深度が深くなり、屈折異常の矯正をしなくても裸眼視力がよくなる。そのため近視では、あかるいところでは瞳孔が小さくなるため視力がよいが、暗いところでは瞳孔が大きくなるため見にくくなる。近視の人が眼を細めると裸眼視力がよくなるのもこの現象である


引用『折異常と眼鏡』より


2019年5月27日月曜日

第16回 『眼位』について

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眼位

眼位の定義
 眼位とは両眼相互の位置関係である。両眼で遠いところになる目標を見ていて、片眼をおおったとき、おおわれた眼は、その眼の固有の位置をとる。これが臨床的に用いられる眼位で、両眼の視線が正しく目標に向かっている場合を正位、視線がずれるものを眼球編位(眼位ずれ)という。


眼位の異常
 眼位の異常は眼位ずれである。眼位ずれには、斜位斜視がある。融像を除去したときに初めて起こる眼位ずれを斜位といい、融像では食い止められない、はっきりした眼位ずれを斜視という。
 
 斜位にはその方向によって内斜位、外斜位、上斜位、下斜位がある。

 斜位の治療は、症状がなければ放置してさしつかえないが、程度が強く、症状があるときにはプリズム眼鏡を装用させる。


引用『折異常と眼鏡』より


2019年5月20日月曜日

第15回 『両眼視』について

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両眼視

両眼視の定義
 人間は眼を2つもっているが、この2つの眼はあたかも1つの眼のように動いている。これは両眼で受け入れた感覚を脳で統合して、新しい感覚としているからであり、この機能のことを両眼視という。

 両眼視には融像立体視がある。融像とは右眼と左眼、それぞれの網膜に映った像を1つにまとめて見る働きのことである。立体視とはものを立体的にみる感覚で、これは右眼と左眼が離れていて、それぞれの眼の網膜に映った像の位置が異なるために起こる。したがって、立体視は片眼では起こらない。


 【両眼視の異常】
 1)斜視(過去文章参照)
 2)弱視(過去文章参照)
 3)不等像視
   両眼の映像の大きさや形が異なる場合を、不等像視という。この場合両眼の視線 が目標に正しく集中していても、両眼の映像を正しく合わせることが困難になり、両眼視ができなくなって物が二重に見えたり、立体視ができなくなったりする。

 一般に5%以内の不等像視は、両眼視が可能であるとされ、50%の不等像視ですら両眼視が可能なときもあり、不等像視に対してはある程度の適応性がある。しかし不等像視が強くなると、両眼視はできても眼精疲労が出てくる。


引用『折異常と眼鏡』より


2019年5月13日月曜日

第14回 『不同視』について

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不同視

 両眼の屈折度の違いの大きいものを不同視という。この場合、屈折異常を矯正して両眼の視力を同じようにすれば、両眼視できるはずであるが、両眼の映像の大きさが異なるため、不等像視がおきて両眼視できなくなる。このため眼鏡矯正にあたっては、それぞれのめの完全矯正は困難である。

 一般に2D以上の不同視では、完全矯正の眼鏡は装用しにくいと言われているが小児ではこれ以上の差のある眼鏡でも装用できる。


引用『折異常と眼鏡』より



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2019年5月6日月曜日

第13回 『視力の異常』について

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視力の異常

 視力の異常の原因には次のような場合がある。

a)透光体の疾患:角膜、水晶体、硝子体の混濁

b)網膜・ぶどう膜の疾患:眼底出血、ぶどう膜炎など

c)視神経・視路の疾患:視神経炎、脳腫瘍、脳出血、脳炎など

d)眼圧の異常:緑内障

e)屈折・調整の異常

f)機能的な異常・弱視

g)精神的な異常:ヒステリー


引用『折異常と眼鏡』より


第14回は『不同視』についてです。



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2019年4月29日月曜日

第12回 『視力の種類②』について

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視力の種類

裸眼視力矯正視力
 屈折異常を矯正しないで測定した視力のことを裸眼視力、屈折異常を矯正した視力のことを矯正視力という。単に視力と言えば、矯正視力を意味する。したがって、視力が悪いというのは矯正視力が不良であることになる。


 【片眼視力両眼視力
 普通視力というと、一方の眼をかくして片眼ずつ測定した視力のことである。これに対して、両眼を開いたまま測定した視力のことを、両眼視力あるいは両眼開放視力という。
 一般に両眼視力の方が片眼視力よりよい。とくに、片眼視力に比べ両眼視力が著しくよい場合として、片眼をかくすと眼振が起こってきて視力が低下し、ときには0.1にまで下がってしまうこともある。


引用『折異常と眼鏡』より

第13回は『視力の異常』についてです。




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私たち【眼鏡士】はお客様と対面お話ししながら眼鏡の調整を行います。一人一人違うお顔に眼鏡を合わせるのは技術が必要です。そのため私たち【眼鏡士】は技術を習得し1年に1度講習を受け、技術に磨きをかけております。その為、眼鏡の調整には少々お時間を頂く場合もありますのでご了承くださいませ。

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2019年4月22日月曜日

第11回 『視力の種類①』について

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視力の種類

【遠見視力と近見視力】
 遠距離で測る視力を遠見視力といい、近距離ではかる視力を近見視力という。普通の視力検査は検査距離5mで、遠見視力を測定していることになる。近見視力は通常30㎝で測定する。小児では一般に遠見視力に比べ近見視力の方がよい。

 近見視力を表すのに、遠見視力と同じように、少数視力と分数視力のほか、ジェーガーおよびポイントがある。少数視力は遠見視力とまったく同じでよいが、検査距離は14インチまで30㎝で行う。

 このほか、70㎝から1mの距離で測定する中間視力もあり、これは交通関係の職場では重視されている。


引用『折異常と眼鏡』より

2019年4月15日月曜日

第10回 『視力』について

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視力

【視力の定義】
 視力とは物体の形や存在を認識する眼の能力である。視力は網膜中心窩の機能を示している。中心窩で見た視力のことを中心視力、中心窩以外で見た視力のことを中心外視力という。中心外視力は中心視力に比べると非常に不良であり、視線が2°ずれれば0.4、5°ずれれば0.1にさがる。

【視力の単位】
 視力は2点を2点として見分けることのできる最小視角で表す。正常の最小視は1‘である。眼と物体の距離が近ければ小さいものでも見えるが、遠ければ大きいものでないと見えない。


引用『折異常と眼鏡』より


第11回は『視力の種類』についてです。



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2019年4月8日月曜日

第9回『遠視と社会生活』について

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遠視と社会生活

 遠視は近いところを見るときはもちろん、遠いところを見るときにも常に調節を必要とし、そのため視力障害眼精疲労を起こし、内斜視の原因となり、小児では視力の発達が停止して弱視になったりする。このように、遠視は社会生活上問題大きい。とくに近いところを見ることの多い近代文明社会では、遠視の人はかなりのハンデキャップを背負っていることになる。とくに就職にあたっては、裸眼遠健視力を規準にすることが多いが、これが良好な者のなかには遠視もかなり含まれているはずである。そのため採用後、一般事務や精密作業では眼精疲労を訴え、仕事の能率が悪くなる。

 学校でも遠視は問題となり、小児は眼精疲労が、【根気がない】、【あきっぽい】、【本を読みたがらない】といった症状で現れ、学習能力は下がる。遠視は裸眼遠見視力検査は良好で、学校健康診断では容易に発見することができないから、文部省統計でも著しく少ないとされ、学校ではそれほど問題にはされてないが、実は近視より大きな問題点をもっている。

 遠視の場合には、年齢・程度によって眼鏡装用の規準はことなる。遠視があっても、年少児で軽い遠視は生理的と考えられるから、視力がよく症状がなければ放置してもよい。しかし裸眼遠見視力がよくても、+2D以上、裸眼視力1.0未満で症状があれば、眼鏡装用は必要である。


引用『折異常と眼鏡』より

第10回は『視力』についてです。

2019年4月1日月曜日

第8回『斜視』について

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斜視

 斜視は眼位の異常であるが、同時に両眼視の以上でもある。乳幼児期斜視があると、片眼が使用されていないため弱視になりやすい。このように斜視は、①眼位の以上、②両眼視の異常および、③視力の異常を伴うため、斜視症候群とも言われる。斜視は内斜視、外斜視および上下斜視がある。

 『斜視』の原因のうち眼鏡に関係あるものとして、調節の異常による調節性内斜視がある。調節性内斜視は、通常遠視が遠因で起こる。一般にものを見るときには、調節と輻湊とが同じ量だけ起こるが、遠視では、その度に相当するだけの調節を余分にしなければならない。そのため、ある程度以上の強い遠視があると、余分の調整に伴って余分の輻湊も起こってくるので内斜視になる。調節性内斜視のうち、眼鏡装用によって斜視が完全に治癒するものを純粋調節性内斜視といい、斜視が軽快するが、完全に治癒しないものを部分調節性内斜視という。部分調節性内斜視は遠視に両眼視機能の異常が加わったもので、眼鏡装用とともに手術が必要になる。


 調節輻湊とは相伴うものではあるが、多少の過不足はあるものである。その過不足を示すものとしてAC/A比がある。ACは調節性輻湊、Aは調節のことで、AC/A比が大きいと、遠いところを見るときに斜視はないが、近いところを見るときに内斜視になる。これを非屈折性調節性内斜視といい、治療とし二重焦点眼鏡を装用させる。これに対して、遠視が原因の調節性内斜視を屈折性調節性内斜視という。調節性内斜視の大部分は屈折性調節性内斜視で、非屈折性調節性内斜視は稀である。


 調節性内斜視以外の斜視は手術を行う。両眼視機能を回復させるために、斜視の視能矯正訓練を行うこともある。小児に時期に斜視があると複視や混乱視が起こるため、両眼視の正常な発達が障害されるので、治療は早期になされなければならない。


引用『折異常と眼鏡』より


第9回は『遠視と社会生活』についてです。



#三愛メガネ
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#斜視

2019年3月30日土曜日

2019年『桜』

今年も桜の季節がやってきました。




高木眼科・三愛メガネ前、撮影


少しづつですが開花しています。

2019年3月26日火曜日

【星まつり四国2018】

2018年11月17日・18日に大洲市で開催された【星まつり四国2018】の内容が記載されています。


【星まつり四国】集合写真




ASTROPIA No.62より引用

2019年3月19日火曜日

第7回『弱視の種類』について

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弱視の種類

 弱視という言葉はよく使用されるが、これに2つの意味がある。『医学弱視』と『教育弱視』がそれぞれある。

 『医学弱視』:医学弱視は小児の視力の発達していく途中の段階で、視力の発達がおさえられた視力障害である。眼科で弱視と言えばこの医学弱視のことをいい、弱視治療弱視訓練というときはこの意味で、訓練によって視力がよくなる可能性のある弱視である。医学弱視の原因となるものとして、先天白内障、先天眼瞼下垂のように生まれたときから眼がはっきり見えない状態におかれたときがあげられ、これを廃用性弱視(形態覚遮断弱視)という。
 斜視があるときに、片眼が弱視となることがあり、これを斜視弱視という。強い屈折異常、とくに遠視があるときも弱視となる。不同視があって屈折異常の強い方の眼が弱視のとき不同視弱視といい、両眼とも弱視の時は屈折異常弱視という。医学弱視の治療は、斜視弱視では弱視の視能矯正訓練と斜視手術、不同視弱視や屈折異常弱視では眼鏡、廃用性弱視では原疾患の早期治療による予防である。

 『教育弱視』:盲、つまり全然見えないわけではないが、普通の人と比べ、かなり視力が不良であるもので、教育的見地からは両眼の矯正視力があるもので0.04以上0.3未満とされている。なおこの分類では0.02未満0.02以上0.04未満準盲という。
 弱視眼鏡(弱視レンズ)、弱視教育、弱視学級というときは。この意味で用いられる。教育的弱視は眼の疾患の為に視力が不良なわけであるから、訓練によって視力がよくなることはない。したがって治療の方法はないが、矯正眼鏡、色めがね、弱視眼鏡などが補装具として用いられ、教育面での配慮がなされる。


引用『折異常と眼鏡』より

第8回は『斜視』についてです。

2019年3月11日月曜日

第6回『弱視』について

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『弱視』

小児の視力の発達

 眼球は出生時には大きさとしては小さいが、構造のうえではほとんど出来上がっている。ところが機能のうえからは未完成であり、新生児の眼はあまりよく見えていない。身体が発育していくのにしたがって、視力はしだいに発達していく。新生児や乳児では普通の自覚的な視力検査はできないが、黒白の縞模様をみせ、それに反応するかどうかをみる方法で洲力を推定することができる。この方法によれば、生後5日目には0.03程度の視力が得られると言われている。その後、しだいに視力はよくなり、3歳になれば自覚的な視力の測定が可能となり、うまく検査をすれば1.0の視力を得られるものが多くなり、6歳になれば機能のうえからも大体眼は完成する。しかし小児によって視力の発達は異なるから、たとえば4歳で1.0が見えないから、すぐ異常であるというわけではない。
 小児の視力の発達には、常に物を見ているという視覚の訓練が必要で、もし発達していく途中で、眼がものを正しく見ることができない状態におかれると、視力の発達は停止してしまう。これが『弱視』の原因である。

引用『折異常と眼鏡』より

第7回は『弱視の種類』についてです。

2019年3月4日月曜日

第5回『屈折以上の合併症』について

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屈折異常の合併症

 屈折異常弱視を伴うことがある。両眼弱視片眼弱視とがあり、前者は屈折異常弱視、後者は不同視弱視という。両眼弱視は、主に遠視や乱視のときに起こり、それぞれ遠視性弱視、経線弱視などと言われている。また、屈折異常には眼位以上を伴うことがある。とくに、比較的強い遠視には調節性内斜視をしばしば見る。
 強度近視特に病的近視では、裂孔原性網膜剥離緑内障脈絡膜出血白内障および硝子体混濁を合併することが多い。
 強度近視網膜剥離を起こす頻度は、近視の度数が強くなるほど、あるいは高齢になるほど増える傾向にある。緑内障の頻度は屈折度と平行しては増えないが、40歳を過ぎると増加する傾向ある。脈絡膜出血は、あとかたなく吸収される単純型と、血管新生を伴う血管新生型とがある。重篤な視力低下で発症する黄斑部におこる脈絡膜出血は、出血吸収後、黄斑部に黒青色の色素班がみられ、フックス班と呼ばれ、この部に脈絡膜からの新生血管をみる。


引用『折異常と眼鏡』より

2019年2月25日月曜日

第4回 『屈折異常の成り立ち』について

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屈折異常の成り立ち

 眼の屈折異常は生涯一定のものではなく、成長とともに変化していくものである。眼の屈折異常は眼軸の長さと角膜・水晶体の屈折力で決定される。眼軸が長かったり、角膜・水晶体の屈折力が強ければ近視になるし、眼軸が短かったり、角膜・水晶体の屈折力が弱ければ遠視である。
 新生児の眼は眼軸17㎜、成人の眼は眼軸24㎜で1㎜につき約3Dの屈折度の変化があると言われていることから、強度の遠視のはずであるが、角膜・水晶体の屈折力が強く大部分が軽度の遠視である。成長に伴い眼軸は長くなり、屈折力は弱くなっていくが、屈折度全体としては遠視は軽くなり、正視になったり、近視になったり、あるいは遠視にとどまるものもある。
 屈折度の年齢的分布をみると、就学前の幼児小学校低学年のうちは遠視が多く、小学校高学年中学校になってから近視が増加していく。このような屈折度の変化は、おおむね20~25歳で停止する。
 屈折状態の決定には、遺伝的な要因が重要である。そのほか環境的な要因として、勉強や読書のような近いところを見る仕事を長く続けることが近視の原因になることも考えられる。しかし、このような作業によって、すねての人が近視になるわけではなく、近視にならない人はいくらでもいる。やはり遺伝的な要因が大きと言わざる得ない。



引用『折異常と眼鏡』より



第5回は『屈折異常の合併症』についてです。



#三愛メガネ
#三愛コンタクト
#屈折異常の成り立ち

2019年2月18日月曜日

第3回 屈折異常『遠視』について

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遠視

3.遠視の症状
 年齢が若く、軽度の遠視では症状はない。しかし、軽度でも年齢が進むにしたがって、またある程度以上の遠視になると、次のような症状がある。
 a)眼精疲労遠視は常に調節しないとよく見えないから、調節の努力の為に眼が疲れる。これを調節性眼精疲労という。

 b)視力障害遠視の度が強くなると、調節してもみえない。小児では視力の発達が停止し、弱視になってしまう。片眼の場合、不同視弱視、両眼の場合、屈折異常弱視という。

 c)内斜視遠視の度が強くなること、調節に伴う輻湊のために内斜視になる。これを調節性内斜視という。

引用『折異常と眼鏡』
『眼鏡学ハンドブック』


第4回は『屈折異常について』です。


2019年2月11日月曜日

第2回 屈折異常『遠視』について

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遠視

2.遠視と調節
 遠視があると、近いところを見るときはもちろん、遠いところを見るときでも常に調節しないとはっきり見ることができない。調節力のある年齢で、軽度の遠視の人は、視力検査では調節をすることによって裸眼視力は良好である。学校の健康診断で、遠視を発見することが困難なのはこのためである。
 
 


調節によって良好な視力が得られる遠視の部分を潜伏遠視、調節してしてもなお、凸レンズで矯正される遠視の部分を顕性遠視、潜伏遠視と顕性遠視とを合わせて全遠視という。全遠視は調節麻酔薬の点眼によって得られる。

 なお小児は調節力は強いが調節技術が未熟なため、わずかの遠視でも慢性となることもある。
 調節によって良好な視力が得られる遠視を随意遠視、調節しただけでは良好な視力が得られない遠視を絶対遠視をという。

引用『折異常と眼鏡』
『眼鏡学ハンドブック』



第3回は『遠視の症状』についてです。




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2019年2月4日月曜日

第1回 屈折異常『遠視』について

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遠視

1.遠視の定義
 遠視は調節を休ませたときに、平行光線が網膜の後で像を結ぶ屈折状態である。遠視が成り立つには、眼軸が短いか、角膜や水晶体の屈折力が弱いかである。前の場合を軸性遠視、後の場合を屈折性遠視という。

 

遠視の程度分類
一般に以下のような分類が汎用されている。
 弱度遠視・・・+3.0D未満
 中等度遠視・・+3.0D以上+5.0D未満
 強度遠視・・・+5.0D以上+10.0D未満
 最強度遠視・・+10.0D以上
引用『折異常と眼鏡』
『眼鏡学ハンドブック』
より


第2回は『遠視と調節について』です。



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